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丹波篠山市 × DIIIG:デジタルで進化するサイクルツーリズム

— 自転車を「観光インフラ」へと昇華させる、地方創生の新たな試み —

Tamba Sasayama Cycling World Logo

【背景:点在する地域の魅力をどう繋ぐか】

歴史的な街並みや豊かな自然、そして食文化が魅力の丹波篠山市。しかし、広大なエリアに点在する観光資源を、いかに「回遊」してもらうかが課題となっていました。従来の紙の地図だけでは、初めて訪れる方がルートを把握しづらく、特定のスポットに滞留しがちであるという側面がありました。

【プロジェクトの核心:デジタルとアナログの融合】

そこで私たちは、位置情報アクティビティアプリ「DIIIG」と連携し、デジタルスタンプラリーを中心としたサイクルツーリズムを推進。単なるスタンプ収集の仕組みにとどまらず、以下の3点に重点を置いてデザインしました。

  • ストレスフリーなナビゲーション: スマートフォンのGPSを活用し、初めての土地でも道に迷う不安を解消。
  • 五感を刺激する体験: 目的地への移動そのものを楽しむためのルート選定を行い、アナログな風景とデジタルの利便性をシームレスに繋ぎました。
  • 地域経済への波及: スポットを巡る中で自然と飲食店や商店に立ち寄る流れを作り、地域全体に経済的な循環を生み出す仕組みを構築。
DIIIG App view

アプリ「DIIIG」を活用したミッション形式のデジタルスタンプラリー。

Season ride course

季節の観光地を巡るライドコースの設定。

Station to castle town course

駅と城下町を繋ぐ、初心者でも巡りやすいコースデザイン。

【成果:自転車が新たな観光インフラになる】

本取り組みを通じて、自転車は単なる「移動手段」から、地域の魅力を深く知るための「観光インフラ」へと進化しました。ユーザーからは「これまで知らなかった景色に出会えた」「安心して奥まった場所まで散策できた」という声をいただいています。

デジタルで利便性を高め、アナログで地域の情緒を味わう。この手法は、公共交通機関の限られた地域における「二次交通」の課題解決としても、地方創生の有力なモデルケースとなっています。私たちは今後も、テクノロジーと身体性を掛け合わせることで、その土地ならではの新しい価値を創出していきます。